赤坂 きた福(かに) 東京随一のかに

私は別にカニ好きではないですが、カニ好きの人の為にきた福を予約。結果、ここまで至れり尽くせりならカニも良いかなと思えた一席でした。

参考情報

・かに料理で東京一番かも。

・一卓一料理人付きっきりサービス

・おすすめは活松葉蟹コース。一人一杯で5-6万円。

・お祝い事、グルメの集いにどうぞ。

・越前蟹も頼めるらしいけど、一人10万円近くに

・赤坂本店にいけばよし。基本個室。

・かにのコスパが悪く感じるのは蟹自体の高騰が一番の原因。諦めて。。!

正月にかに

電話して1月の連休中に開いていないかと聞くと、昼が空いてるとのことで昼に予約。昼と夜で特段メニューに差はなさそう。松葉ガニコースを事前に注文。

外観・内観の写真は撮り忘れてしまった。。まぁ普通の赤坂にありそうなビルの2Fにあります。中は座敷堀ごたつ式。部屋と部屋は襖(ふすま)で仕切られてるだけなので、声は聞こえやすいかな。

正月ということで先ずはお餅が出ます。おめでたい雰囲気でほっこり。

続いて胡麻和えかな?

なぜか猪の味噌煮込みが。。。普通に美味しかったですが、おなかここで膨らませても。。最近和ジビエが流行ってるので試してみようって感じでしょうか。普通でええんやで。

さぁかにです。。!

タグ付きのカニのが運ばれてきます。1卓一人の職人がほぼ付きっきりで調理を目の前でしてくれます(そら値段も高くなるは)いやー、お兄さんの腕がめっちゃ太い。これならカニも軽々と捌けそう。。

まな板のセットアップができたらその場で裁いていきます。かなり大変そうだし、力仕事なのが良くわかります。慣れない頃は良く手を切ったそうで(震え)。

だんだんと食材になっていきます。甲羅は厨房に引き取られ大きな窯で茹でられるそうです。

出来ました。まずは生で。殻は全部丁寧に向いてくれます。カニの殻を剥きながら食べるの嫌なのが理由(あと生臭い)でカニがあまり好きじゃない私には感激物です。

ネットリ感。。。! 甘い!

続いて茹で加減で分けてカニを楽しみます。半茹で、と全茹で、では味が違うそうです。

茹でもすべて職人さんが目の前でやってくれます。

こちらが半茹で。カニの味が濃い。。!美味しいなぁ。。

活きがいいと当然生が美味しいかなと思ったけど、茹でたほうが美味しいんですね。。。カニは茹でが一番美味しいというの本当だったんだ。

こちらは良く茹でたカニ。

つめうまい! ホロホロと崩れる触感、そして何よりもカニの味が濃縮した味!カニは爪の部分が一番味が濃いのかぁ。この日一番のカニの旨さでした。そして、新鮮でよく茹でたカニが美味しいことをよく分からされました。。

もう一回茹で蟹経由して。

てんぷら。まぁ美味しいけど、茹でカニ爪のおいしさを知ったらこんなもんかなと思ってしまう。

カニの心臓食べますか? とのことで出てきた。中華圏ではカニの心臓は体を冷やすと言われてるの聞いて以来心臓は遠慮しています。

甲羅が返ってきました。うっひゃー。

これを開けて、身と味噌を(職人さんが)出して七輪で焼きます。

出来上がり。

濃・・・厚・・・っ。新鮮なカニ味噌は臭みがないというか、別物ですね。。

〆です。

カニとうにの雑炊。

イクラをいくらでも掛けてくださいだそうで。(親父ギャグではなくまじめに。。)

できたら甲羅によそってくれます。味噌の風味が雑炊にしみる。

デザート。さっぱりちょうど良い。

いやはや美味しかった。

感想

人生で初めてカニを心から美味しいと思えた一席でした。価格は二人でお酒込みで11.2万円。最高級フレンチが良いワイン付けて食べられる値段。

新鮮なカニを仕入れて、職人付きっきりでサービスするというシンプルなコンセプトですが、超高価格帯になってしまうのと、旬が冬のみになってしまうことがあり、他の店もこのスタイルを安易にチャレンジはできないんでしょうね。。ですがこれ以上のカニの楽しみ方はないと言える気がします。

東京で最高のカニを食べられるお店に☆4.1。

所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目4−5 銀座745ビル3階
電話: 03-6280-6368