比良山荘というお店を聞いたことありますでしょうか。
熊肉は普通臭くて、生姜と味噌を入れた鍋で長時間煮込んで臭みをごまかして食うものですが、比良山荘は一切臭みのない熊肉をしゃぶしゃぶで提供することを実現した、日本におけるジビエ料理の頂点の一つです。
そもそも新鮮な熊肉はまともに仕入れることが難しいそうで、都内でまともに提供しているお店を聞いたことがありません。。そんなわけで、おいしい熊肉を一度食べに訪れてみました。
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比良山荘は京都駅から国道367号線をひたすら車で北上して1時間弱。道はほぼ一本ですが、熊鍋が楽しめる冬は雪降ったりアイスバーンになったりする街灯の少ない道(山中沿いなので。。)を行くことになるので、タクシーアクセスが推奨です。(夏場にお酒を飲まない人がいる又は、泊まりで行くとかなら車借り手行っても良い気がします。)京都駅から7-8000円程で行けるそうですが、プリンス宝ヶ池から行ったので6-7000円で着きました。帰りはお店でタクシー呼べばOK。バスはないと思う。
廊下沿いに幾つも小部屋があり、大きな料亭といった感じです。黒檀だよねこれ。。
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中庭をぐるりと囲むように客室があります。ランタンの灯がなんだか懐かしいです。
熊が食べれるのは主に冬なので、雪が降っています。
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八寸から。黒豆、黄身の味噌漬け、猪のローストなど。
肉など厚めでボリューム感があり、田舎料理っぽさが残る。
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なんだっけかな。。茸か何かの出汁をしっかりとったものかな?他では食べられない濃厚なお味。
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鹿肉のロースト、鯉の刺身、うなぎ 山のお造りといった感じ。どれもかなり厚みがあります。
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熊の手の煮込み、すっぽんスープで。すっぽんの出汁の熊鍋はお店のスペシャリテのだそうです。手の周りの肉はゼラチン質。すっぽんの出汁は優しいお味。翌日肌がもちもちになりそうです。
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さて、熊鍋です。出汁の上に浮かぶネギ二つ。
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野菜が運ばれてきます。しゃきしゃきの芹(せり)とねぎねぎねぎねg。。
熊肉(とご主人)が登場。脂身ばっかじゃん!?と思いますが、豚や牛の脂身と違って、食べてみると白い部分も普通の肉に近いです。不思議不思議。
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大量のネギ投入。京都(関西?)のほうではネギの青い部分を主に食べるそうです。
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熊肉。茹で上がると、「ハイどうぞっ」と声をかけてくれる。
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脂身の部分が縮こまっている。熊肉の赤身は固いですが、脂身の部分が優しく甘い味で口の中に広がります。私は脂っこい料理ダメ(天丼完食できない人間です)なのですが、熊の脂身は胃に負担がないですね。。。
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途中なめこを入れたり。
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イノシシ肉も出してくれる。イノシシも臭みがなくておいしいですが、まぁ熊肉だけでよいかな。新鮮な猪食べたことない人へのサービスといった感じでしょうか。
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焼きも来ます。いのししか、熊か忘れた。。これも美味しいですが焼きジビエはやはり柳家かな。
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栃餅(とちもち)。山間部の郷土料理です。
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栃の木の実と餅を合わせてもので、灰汁抜きが大変なので現代ではほとんど食べられることはなくなってます。おなかいっぱいですし、美味しいものではないことを知っていたのですが、作り立てはなかなか味わうことができないので、ついこちらもいただきました。。渋栗のような風味があるお餅です。興味があればご賞味を。
うどんと自然薯の雑炊と聞かれたら、そりゃ自然薯一択ですよ。
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ふわっふわっ。雑炊に自然薯入れるとこうなるんすね。。(思ってたのと違った)
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薬味は川の苔の海苔かなんかだっけかな? 風味が強い。
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〆のアイス。
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おなか一杯過ぎました。。とんでもない量あるので、食べすぎにご注意を。
熊鍋は他店、他の料理とはなかなか比べることができない逸品です。これだけを食べに旅行に来る価値があると思います。
お造り、前菜、〆の料理などは山間郷土料理といった感じでしょうか。一品一品量が多いので、大食漢の方以外は熊鍋に集中するために様子を見ながら賞味いただくのが良いかも。
個人的にはお造り、焼き、八寸の量を3-4割にして、猪肉抜きでも良いかなと思いました。ただ、わざわざ遠くまで来てもらったお店としてはここまでもてなさずには居られないだろうといったところでしょうか。。
熊の脂身は、あれだけ食べても体調を崩す(胃が痛くなる、下す)ことはありませんでした。。。ただ一週間ぐらい体の角質とか油分が少しねっとりしたような気がしないでもないです。
接客は旅館のおもてなしに近いかな?落ち着いたもんです。
お酒込みで二人で6万ぐらいだったかな。他には代えがたい熊料理に☆4.0
所在地: 〒520-0475 滋賀県大津市葛川坊村町94(京都駅からタクシー)
電話: 077-599-2058
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